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神封ーShimpou

足少陰腎経
膻中穴の外2寸、第4肋間。
知覚神経:第4肋間神経前皮枝
運動神経:内側・外側胸筋神経、肋間神経
局所解剖:皮膚 → 皮下組織 → 大胸筋 → 肋間筋

デルマトームT4・T5
T4・T5デルマトーム支配領域にあるツボ
体幹前面側面T4(第4肋間):膻中(任)、乳中(胃)、天池(心包)
          天谿(脾)、輒筋(胆)、淵液(胆)

体幹前面側面T5(第5肋間):中庭(任)、歩廊(腎)、乳根(胃)食竇(脾)


体幹後面: T4(T4、T5間):心兪(膀胱)、意喜(膀胱)
   
体幹後面: T5(T5,T6間):神道(督)、膈関(膀胱)

T5~T10デルマトーム領域は、
上中腹部消化器病変の交感神経反応の現れるところ。

作用:宣肺理気、寧心安神
主治:咳嗽、気喘、去痰、食欲不振、乳汁分泌不全

「封」は、ほかの人があけられないようにとじること。
転じて、境界線で区切られた世界をあらわす。
本穴は心臓に近接していて、心の境域と言う意味からの命名。

去痰のツボ。胸骨傍点への強刺激は、交感神を興奮させ、
気管支の繊毛運動を活発化させることを目的に行われる。

胸骨傍点のうちの一つ。
他胸骨傍点は、
兪府(鎖骨下際)、彧中(第1肋間)、神蔵(第2肋間)
霊墟(第3肋間),神封(第4肋間)、歩廊(第5肋間)。
いずれも少陰腎経に属す。

右胸骨傍点は「納点」とも呼ばれ、肝・胆嚢・胆道疾患の反応点。
これは、交感神経反応点、副交感神経反応点、
横隔膜反応点のうち、横隔膜反応点として現れたであろうものだが、
横隔膜反応点はC3~C5(横隔膜中心部)
(T5~T12は横隔膜辺縁部)ということを考えると、
兪府(鎖骨下際)、彧中(第1肋間)、神蔵(第2肋間)、
つまり上部(上3つ)納点には、
肝・胆嚢・胆道疾患の病変は現れないことになる。


歩廊(第5肋間)は交感神経反応点としても、
横隔膜神経反応点としても現れる可能性がある。

上中腹部の病変は、
C3~T10のデルマトーム上(T1~T4体幹上部前後面を除く)
つまり頸部前面・頸肩部後面、
体幹部前面(第5肋間の横並び線、膻中・神封・乳中
~斉の横並び線、斉・肓兪・天枢・大横・帯脈)、
体幹部後面(後部髪際線~筋縮・胆兪・意舎の横並び線)、
及び体幹部側面にあるどこのツボに出ても
おかしくないということである。


C3~C5は横隔膜中心部反応(頸部、肩甲上部、大椎付近)が、
T5~T12は横隔膜辺縁部反応(体幹部前部・後部・側部)が、
T5~T9は交感神経反応(体幹部前面・後面・側面)が出る場所
である。

しかし、出やすい部位と出にくい部位があって、
頸部前面にはあまり出ないようである。


T1~T4支配領域にあるツボは、体幹部後面なら
T1は陶道(任)、風門(膀胱)、魄戸(膀胱)、天宗(小腸)
T2は肺兪(膀胱)、膏肓(膀胱)、
T3は身柱(任)、厥陰兪(膀胱)、神堂(膀胱)
T4は心兪(膀胱)、意喜(膀胱)で、

体幹部前面なら、
T1は璇璣(任)、中府(肺)
T2は華蓋(任)、彧中(腎)、庫房(胃)
T3は紫宮(任)、神蔵(腎)、屋翳(胃)、周栄(脾)
T4は玉堂(任)、霊墟(腎)、膺窓(胃)、胸郷(脾)
これらは上部消化器ではなく、呼吸器病変の反応点である。


頸部前面は、反応として現れなくても、
副交感神経治療点{耳介肺区とともに、副交感神経(迷走神経)が
表層を通るところ}として、刺鍼は行う。

ちなみにC6、C7支配領域は体幹部ではなくて上肢。

上中腹部の病変が出るであろう領域と
すべてのツボを以下に記す。
{(体幹部前面(第5肋間の横並び線、膻中・神封・乳中
~斉の横並び線、斉・肓兪・天枢・大横・帯脈)、
体幹部後面(後部髪際線~筋縮・胆兪・意舎の横並び線まで)、
及び体幹部側面}にあるツボは以下の通り。

〇C3支配領域穴(横隔膜中心部反応点)
・頸肩部後面
瘂門(督)、天柱(膀胱)、風池(胆)、完骨(胆)、瘈脈(三焦)
天牖(三焦)、翳風(三焦)

・頸部前面(出にくい)
廉泉(任)、天突(任)、人迎(胃)、水突(胃)、気舎(胃)
缺盆(胃)、扶突(大腸)、天鼎(大腸)、巨骨(大腸)

※頸部前面は、反応として現れなくても、
副交感神経治療点{耳介肺区とともに、副交感神経(迷走神経)が
表層を通るところ}として刺鍼は行う。


〇C4支配領域穴(横隔膜中心部反応点)
・頸肩部後面
大杼(膀胱)、肩井(胆)、肩中兪(小腸)、肩外兪(小腸)
乗風(三焦)、付分((膀胱)、風門(膀胱)、魄戸(膀胱)

・体幹部前面(ちょうどT4とT5の境)
膻中(任)、神封(腎)、乳中(胃)、天池(心包)、脾(天谿)
輒筋(胆)、淵液(胆)

〇C5支配領域穴(横隔膜中心部反応点)
・頸肩部後面
大椎(督)、陶道(督)、大杼(膀胱)、肩中兪(小腸)
肩外兪(小腸)の13穴。
※大杼(膀胱)、肩中兪(小腸)、肩外兪(小腸)は重複。




今日の問題

前腕後側の中央を経て肩峰後部の陥凹を通る経絡はどれか。

1.手の少陽三焦経
2.手の太陽膀胱経
3.手の陽明大腸経
4.手の厥陰心包経

答えは次回の文末です。



前回の問題の答え
4

1.は三焦経と胆経。
三焦経は絲竹空に終わり、胆経は瞳子髎に始まる。

2.は肺経と大腸経。
肺経少商に終わり、大腸経は商陽に始まる。

3.は肝経と肺経。
肝経は期門に終わり、肺経は中府に始まる。

4.は小腸経と膀胱経。
小腸経は聴宮に終わり、胆経は瞳子髎に始まる。



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きりん堂鍼灸院で働いています。

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